ヘリカル CT scan による頸部頸動脈狭窄病変の検索
元データ
1997-06-20
日本脳神経外科コングレス
概要
頸部頸動脈狭窄病変が疑われた60症例に対して,両側計120側の頸部頸動脈をヘリカルCTscanにより評価した.全症例で検査可能で,合併症は認めなかった.石灰化が高廣である場合,3次元再構成像では狭窄廣の判定が困難であった.しかし,3次元再構成像だけでなく,2次元投影像であるmultiplanar reconstruction像や2次元断面像を併せて用いることにより,全症例において狭窄病変の評価が可能であった.狭窄病変の広がりや周囲組織との関係,石灰化の評価に優れており,潰瘍性病変の描出もある程度可能であった.ヘリカルCTscanは頸部頸動脈狭窄病変のスクリーニング検査としても,血栓内膜剥離術の術前検査としても,安全で有用な検査である.
著者
橋本 信夫
国立循環器病センター脳血管外科
塚原 徹也
国立循環器病センター脳血管外科
秋山 義典
国立循環器病センター脳血管外科
今北 哲
国立循環器病センター放射線診療部
橋本 信夫
国立循環器病センター
今北 哲
国立循環器病センター 放射線診療部
鈴木 進
国立循環器病センター脳血管外科
山本 聡
国立循環器病センター脳神経外科
秋山 義典
滋賀県立成人病センター脳神経外科
今北 哲
国立循環器病センター
山本 聡
国立循環器病センター脳血管外科
秋山 義典
国立循環器病センター 脳神経外科